兵庫区薬剤師会
会長 八十島 典子

昨年12月に公布された改正医薬品医療機器等法において薬局は調剤業務を行うだけでなく、 一般用医薬品を含むすべての医薬品の供給拠点として見直されました。また、医療機関等との情報 連携や在宅医療に一元的・継続的に対応できる薬局として「地域連携薬局」、専門的な薬学管理におい て他の医療提供施設と連携して職能を発揮する薬局として「専門医療機関連携薬局」を認定する制度が 導入されることになりました。  今年4月の調剤報酬改定では「対物業務」から「対人業務」への構造的転換をはかることを目的に、調剤 料が適正化されるとともに、かかりつけ機能に応じた適切な評価と、高齢者の多剤投与対策等も含めた一 元的な薬学管理に対する評価が行われました。   これらのことは、「地域包括ケアシステム」において、チーム医療の一員としての「かかりつけ薬剤師・薬 局」の基本的は役割を備えた上で、地域住民が主体的に健康の維持・増進が出来るように支援すること への期待だと考えられます。   薬学教育においては、実務実習コアカリキュラムの見直しにより、薬局実習から病院実習へのシームレ スな連携が求められています。受け入れ薬局は、積極的に対応してもらいたいと思います。   また、神戸市との契約事業である「ハルモ事業」や「フレイルチェック事業」には今まで以上に取り組ん でいただき、薬剤師会の行動力、力を「見える化」していく必要があると思います。   そこで、兵庫区薬剤師会としては、下記の点について事業計画を進めていく予定です。 患者さんの薬物療法において安全性・有効性を高めることが出来るような、また、医療費の適正化にも 貢献できるような薬剤師になってもらいたいと思いますので、研修会へは積極的に参加して常にアンテナ を張ることの出来る薬剤師になってもらいたいと思っています。 また、地域包括ケアシステムに移行しようとしている流れの中、地域ケア会議等を通じて多職種と連携 し、薬局・薬剤師の活躍の場を広げていけるようにしていきたいと思っています。 その他にも、災害時の薬剤師の役割も含め、かかりつけ薬剤師・薬局機能を推進できるような事業に取 り組んでいきたいと思います。   薬剤師会の役割は、会員薬局・薬剤師の資質向上と地位確立に向けての活動のお手伝いをすること であり、すべての薬局・薬剤師が加入したいと思う希望ある薬剤師会を目指していきます。


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