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海外旅行の薬の準備はお済みですか

 夏休みやお盆休みを利用して海外旅行にいかれる方が増えています。また国際化に伴って、海外赴任や留学など海外で生活する方も増えています。
 医療事情は、国毎にかなり違います。特に、日本国内で慢性疾患に罹って薬を飲んでおられる方にとっては、治療の継続はご心配な所でしょう。

海外で注意する疾患

旅行者下痢(一番多い) / マラリア / 高山病 / 住血吸虫病 / *パッ ク旅行病 

*団体旅行で、機内で多めのアルコール類と食事をとり、長時間エコノミークラスの狭い椅子に座った結果、血液が固まり易くなり詰まって肺梗塞や脳梗塞を起こします。

(予防)時々足を伸ばし、機内を歩いたりして下肢の血流をよくし、食事や飲み 物、特にアルコール類を少な目にする


≪ 海外旅行時の薬の飲み方 ≫

 基本的には現地時間に合わせて飲みます。
 例えば、朝食後に服用する薬は、現地の朝食後に飲んでいただいたら結構です。行き帰りの交通機関(飛行機)の中で調整しま しょう。

 日本に帰ってきたら、日本時間にしっかり戻しましょう
 
万一海外で薬を買わなければいけない状況になったら、必ず成分名・成分含有量を見 ましょう。

≪ 糖尿病の方の一般的注意 ≫

  1. 食べ過ぎに注意しましょう。・・・観光で動くからといって、カロリー 消費(運動量)は案外増えていません。
  2. 靴擦れなど足の状態に気をつけて・・・思わぬ炎症を起こす事があります。はきなれた靴を履きましょう。
  3. 予備のインスリンや飲み薬を用意しましょう・・・出来れば、トランク と手荷物に分散して持っていきましょう。         (紛失に備えま しょう)
  4. 主治医に診断書を英語で書いてもらおう・・・使用中薬剤の種類や量 ・病歴など
  5. 旅行中のインスリンや飲み薬の使い方・・・機内食から食事に合わせてインスリンまたは経口剤を使用して下さい。     インスリン分泌刺激薬(グリミクロン・オイグルコン・ダオニール 等)・インスリン注射は特に工夫が必要です         体内リズムでは朝方にインスリン拮抗ホルモンが多く放出され、イン スリン必要量が増加します。        
     海外では体内リズムが現地に慣れるのに時間がかかることがありま す。高血糖・低血糖に気をつけましょう。
  6. 低血糖用の砂糖(ブドウ糖)を忘れないように ・・・携帯用ブドウ糖は 薬局・薬店でお求めください。

 旅行の時はこうすればよいという決まったルールはなくケースバイケースです(特に インスリン治療中や経口剤服用中の方)かならず、主治医にご相談ください。

≪ 常備薬を持っていけるか ≫

 かぜ薬、頭痛薬や下痢止めなど、常備薬を個人用に持って行かれることは、問題はあ りません。 ただし、一部税関で問題になる事があります。

  1. 営利目的と勘違いされるような大量の医薬品
  2. その国で使用が禁じられている医薬品、あるいは管理の厳しい医薬品 (麻薬、睡眠薬など)
  3. 海外旅行等で、保険で認められる日数を超えて特別に認められる投与日数は30日です

 現地では、日本で使用される薬と同じ医薬品でも名前が変わっていることがあります。 また同じ名前でも含有量が違う事があります。

主な日米の薬剤名索引表(表1 まだ作りきれてないので後日送りでいいでしょうか ?)でご確認ください。

 治療上欠かせない医薬品を大量に持っていく際や麻薬、向精神薬といった規制医薬品については、 あらかじめ入国先の在日大使館に問い合わせをしましょう。

アメリカ国内に絶対持ち込めない医薬品

ニトラゼパム(サイレース錠・ロヒプノール錠)は、麻薬とみなされます。ご注意く ださい。

入国時の必要な書類

各国で異なります。 入国先の税関が病気治療の必要性や、医薬品の内容を判断できるものを用意するとよいでしょう。 (診断書、処方せんなど)
同じ内容の医薬品が他国で入手できることが可能であれば、入国先で処方をしてもらうことも一つの方法です。

麻薬について

携帯輸出許可が必要です。

精神安定薬、睡眠薬などの向精神薬について

処方せん等の書類を必要とするもの もあります。
問合せ先: 厚生労働省(代表電話:03-3503-1711〈平成12年3月現在〉)

医師に診断書を書いてもらいましょう

海外旅行などで特別に長期投与が認められた医薬品もあります。主治医・かかり つけ薬剤師とご相談ください。 内容例:現在服用している薬の商品名、一般的名称、剤形、含有量を記載した処方箋、 病名、アレルギーの有無、以前かかった病気など

=== Attention!!  ===

同じ商品名の薬でも、内容量・剤型や添加物・服用方法・服用回数が異なることがあ ります。 国によっては同じ薬がない場合もあります。

【便利ホームページ】

海外旅行と健康2000(WHO)  各国の要求する予防接種 種類他


≪ 海外から薬を持ち帰る時の注意 ≫

対象:自分自身で使用する薬

自宅以外へ郵送した場合は厚生省で確認が必要

期間: 税関での申告、手続きなしに通関できる目安

一般医薬品 2ヶ月分以内
要指示薬(向精神薬等) 1ヶ月分以内
ビタミン剤 4ヶ月以内
外用薬 24個以内/1品目
化粧品・医薬部外品 24個以内/1品目
医療用具 1セット(家庭用のみ)

≪ 日本語の通じる病院 ≫

各国によって医療事情が違う上、言葉が通じないと正しい診断がしてもらえません。 表現を覚えていくか、日本語が通じる病院・医師を探すかです。

【便利ホームページ】

ホスピタル ネットワーク ジャパン

旅行に役立つ!海外各地域の医療事情  地域 別医療事情(保険会社提供)

労働福祉団体・海外勤務健康管理センター(JOHAC)

海外で勤務される海外赴任者のためのファックスサービスによる健康相談サービス
海外勤務健康管理センター管理部業務課の連絡先(Tel:045-474-6003、ファックス :045-474-6099)
海外からのファックスによる健康相談の連絡先([81] 45-474-6098)

【便利ホームページ】

おおり医院 海外旅行者と海外赴任者のための 医療情報サービス。インターネット以外にもFAXで相談を 受ける。相談有料
はっとのHOTなページ 在宅酸素療法のページ
オーストラリア医療・保険 オーストラ リアの日本語の通じる病院紹介等
マラリア・ネット マラリアについて全てわかる

自分の身は自分で守る。これが海外での鉄則です。
病気になるとせっかくの旅行も楽しくなくなります。
くれぐれも健康管理には気をつけて、楽しく、有意義な海外生活・海外旅行をお過ごし下さい。



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