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緊 急 時 の 医 療

あわてず!騒がず!状況をよく見て! すばやく!

一人で処理しようとしないで!助けを呼ぼう!

年末年始にかけて休診・休局する医療期間があります
そんな時に限って熱が出たり、お腹をこわしたり…
緊急時にどうすればよいかを取り上げてみました

【けが人や病人が出た時】

  1. 救急車を呼ばなければいけない場合
  2. 開いている医療機関に行くべき場合
  3. 売薬または、手もとの薬で様子をみてもよい場合
  4. 少し様子を見た方がよい場合

非常事態に遭遇したら、まず、深呼吸!

どの処置のパターンなのか考えてからいざ!行動!

救急車が来るまで或いは病院に行くまでの応急的な処置について

これは、あくまで応急的な処置です。この第一歩がうまく行くか否かが、後々大変な違いを生じ事があります。

救命処置のABC

A:airway :気道の確保

B:breathing:人工呼吸

C:circulaion:心臓マッサージ

  1. 声をかけて意識があるかどうか確認

    意識があれば、本人の訴えを聞きましょう。名前を呼ぶ。肩を軽く叩くなどします。

  2. 大声で協力を求める

  3. 口の中に異物が入っていないか確認。

    手をあごにかけ、口を開きます。倒れている人の頭は、動かしません。 吐いたものが口の中にある場合があります。
    *異物があれば、すばやく拭き取って口からだします。
    指で掻き出す・背中をたたく・わきを引き絞る・みぞおちを圧迫して押し上げる


  4. 意識がなければ先ず気道の確保   

    片手を額に、もう一方の手の人さし指と中指の2本をあご先に当て持ち上げます。舌が根本から引っ込んで気管に入り口をふさぎ空気がうまく肺に入らなくなるのを防ぎます。

  5. バイタルサインの確認

    呼吸をしているか・心臓がうごいているか。胸に耳を当てると呼吸による胸の動きや心臓の音がわかります。

  6. 呼吸をしている時  

    (昏睡体位に寝かせる) 横向きに寝かせて、下顎を前に出します。上の方の肘と膝を軽く曲げて寝かせます。

  7. 呼吸をしていないか、非常に浅く、回数が少ない時   

    直ちに人工呼吸    
    ◎マウス・ツウ・マウス(口対口)  鼻をつまむことを忘れないで下さい。    
    ◎マウス・ツウ・ノーズ(口対鼻・口)


    赤ちゃんの場合

    (1) できれば、最初に赤ちゃんの鼻を吸う(鼻が詰まっているかもしれないので)
    (2) 赤ちゃんの鼻がしらの上付近(目じりの高さ)に、大人の口の角が来るように置く。
    (3) 鼻と口が覆えるように、大きく口を開ける
    (4) 鼻だけは覆えるので人工呼吸は可能。乳児では鼻からの方が入りやすい


  8. 心臓が止っている時(脈がふれない、心臓の音が聞えない時)   

    心臓マッサージ(CPCR)   
    注)脳に4分間以上血液が流れないと、脳の働きが元に戻らないと言われています。  
    参照: http://www.geocities.co.jp/Beautycare/4177/ FIRST AID 現役救急救命士さんのHP

出血 … 物が刺さっている時は、うかつに抜かないで下さい

出血している場合、傷の種類・出血の場所・出血量によって緊急度が違います。 人間の全血液量は約80cc/体重1kgあり、その1/3以上失うと生命に危険が及びます。

  •   動脈からの出血(血の色は鮮紅色です。脈打つ様に、噴出します。)    

    直ちに止めなければ危険です。救急車を呼びましょう。    
    出血している部分を心臓より上に上げ、心臓に近い部分をガーゼ・清潔なハンカチなどで強く押えましょう。ティッシュはダメです。  

    ◎止血帯を用いる方法    
    四肢(手足)で、動脈からの大出血では、出血部の心臓に近い所(上腕・大腿)を巾のある長い布等でしばって、しめつけて止血します。


  •  静脈・毛細血管からの出血  

    ◎直接圧迫止血法                      
    出血部位にガーゼ等の布切れを直接あてて、上から強く押さえます。殆どの出血はこれで止まります。


  •  ばい菌や薬がついて出血した場合

    すぐ流水で傷口を洗い流します。それから止血しましょう。

やけど

熱傷した部分が成人の場合は20%以上、子供・高齢者では10%以上で重症です。

  1. まず、流水で冷やす。子供・高齢者は体温が36度以下にならないように注意して。痛みが取れるまで冷やします。水流が強すぎない様に。

  2. 患部を清潔な布軽く覆う。ミソやアロエなどを塗らない。消毒液や軟膏なども塗らないほうがよい。 軽く覆った後に、上から氷水を入れたビニール袋などで冷やす。 手足であれば患部を高くする。

  3. 衣服の上から熱湯をあびた時直ちに衣服の上から水をかけるか、衣服のまま水の中に入り、冷やす。 衣服を無理に脱がさない。

    程度によって、医療機関に行きましょう。

異物をのみ込んだ時

 のみ込んだ物によって、処置の仕方が違うので、勝手に処置せず、すぐ病院へ。

  1. 本当に飲みこんだのか
  2. のみ込んだ物・量を確め、出来ればそれが入っていた入れ物等を持って行く
  3. ナフタリンを飲み込んだ時は、絶対牛乳は飲まさないで下さい。
  4. ハチミツを1歳前の子どもには、与えないでください。(乳児ボツリヌス症)

≪よくあるケース≫

  • 煙草:口の中のたばこをぬぐい取る。湯ざまし、牛乳、1~2%食塩水のいずれかをのませてすぐに吐かす。たばこそのものより、溶けた水の方が危険です。強い血管収縮を起こす事があります。 すぐ、医師に見せてください。

  • ビー玉などのおもちゃ(固形物):誤飲に気づいたら、口の中に指を突っ込んで舌の奥を押し下げるようにして吐かせます。遠慮がちにやってはうまくいきません。思い切ってやってください。

  • 電池:ボタン型電池が食道や胃に長い間留まっていると、粘膜を腐食して穴をあけることもあります。保管は十分気を付けて。飲んだ事が確実なら、病院へ。

  • 強酸・アルカリ・石油類:ただちに病院へ。吐かせてはいけない。吐かせると食道や喉の粘膜をもう一度傷つけることになり、もし気道に入ると肺炎を起こすこともあります。

□ 中毒110番  TEL0990-5-29899(有料)朝9時~夕5時(休12月31日~1月3日) 

誤飲の緊急事態に回答・指導してくれます。

  • いつ
  • 何(商品名、メーカー名など)を
  • どのくらい飲んで
  • 今どんな状態か

    を、電話ではっきり言うことです。

うちみ、骨折

局所の安静第一。折れているかどうかよくわからない時は、骨折として扱いましょう。
そえ木(板・木ぎれ・杖・硬い雑誌等)を、折れていると思われる骨の上下の関節まであてて固定します。
骨が皮ふの外に飛び出している、不自然に曲っている等の時も、無理に元に戻してはいけません。   
お年寄では、ちょっと転んだ、手をついた等で、背骨や大腿骨のつけ根や、手首の骨が折れることがある、「これ位で」と思わずに必ず受診するように。

脱臼、捻挫

なるべく動かさないようにそえ木で固定して病院へ。

緊急性のある眼の病気

応急処置の後は,すぐに受診してください

アルカリによる化学熱傷

水道の水をジャージャー流して10分以上眼を洗い流すことが最も有効

網膜中心動脈閉塞症

眼を指圧するぐらいの強さで眼球マッサージします。

視神経管骨折

すぐ、手術可能な医療機関に行きましょう。

【参照】
http://www.geocities.co.jp/Beautycare/4177/ FIRST AID 現役救急救命士さんのHP
http://apollo.m.ehime-u.ac.jp/poison/www/ (財)日本中毒情報センター・ホームページ



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