■ 会長ご挨拶 

  • 平成22年度も引き続き兵庫区薬剤師会の会長を務めさせて頂くことになりました。  よろしくお願い申し上げます。
  • さて、我々薬局・薬剤師を取り巻く環境は、逆境の中に突入しようとしています。
  • 今年4月から診療報酬改定において本体部分は見かけ上若干の引き上げ、しかし、調剤報酬の大部分を占める薬価の大幅ダウンと新薬創出加算等の新設にて仕入れ価格の高騰、後発医薬品の使用促進政策においては、算定が数量ベースになり、ほとんどの薬局が寄り一層努力しないと加算点が算定できない改定が執り行われ、オンライン請求の完全実施が他の医療機関より早く実施が求められた調剤薬局においては明細書の無料発行まで課せられました。さらに医薬品等の安全管理体制に伴う指針やマニュアルの整備・職員への研修等の責務が始まり、薬局施設に関する情報提供・相談体制等の項目情報の公表制度が加わり、現在では更新と定期的な見直しの義務が求められて規制強化になりました。
  • 一方、新規薬科大の増数に伴う薬剤師予備軍の増加は、薬剤師過剰の予感がしますし、登録販売者の合格者も昨年2万1千人以上を生み、合計8万人弱となり驚異的なスピードで増えています。この状況は、国民の安全性を無視した医薬品販売が行われる恐れがあり、副作用や有害事象の発生リスク(=危険性)が増える時代に入ってきた感じがします。
  • 現状においても“薬剤師の姿が見えてこない”と云われている在宅・介護の場においても積極的な取組みが必要で、在宅・介護を含む関係諸団体との医療連携体制の整備が不可欠です。その他災害時の協力体制の整備、長期薬学生実務実習の受入れ施設や指導薬剤師の育成・支援体制、学校薬剤師の活動等取り組む課題は沢山あります。
  • 地域薬剤師会の役割は、会員薬局・薬剤師の資質向上と地位向上に向けての活動であり、地域住民への保健・福祉・医療においての貢献であると再認識をし、すべての薬局・薬剤師が加入できる希望ある薬剤師会を目指し、地域における薬局・薬剤師をサポート出来る体制等を構築できる事業を展開して行きたいと願っています。

徐 永昌


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