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人間は息をして生きています。口と鼻から空気を吸います。空気の中にある細菌やゴミが体の中に入ってこないように調節しているのが鼻です。
鼻腔や副鼻腔に何らかの原因で炎症が起こり,鼻詰まりや鼻水の症状が出るのが副鼻腔炎です。副鼻腔は、鼻の周囲の骨にある上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞の4つの空洞をいいます。
いつも頭が重い感じがする、鼻水や鼻膿が出る、息苦しいなどの症状がでるアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎。うっとうしくて嫌なものです。治療には長時間を要します。根気よく治療を続けることが大事です。
急性副鼻腔炎
風邪が原因になることがもっともおおく、鼻腔に感染したウイルスや細菌(肺炎球菌・インフルエンザ菌・カタラーリス菌など)が副鼻腔に浸入するとなります。鼻のかみすぎで傷が出来たときもなります。片方の副鼻腔だけが炎症を起こすことがあります。
原因菌に効き目のあるくすりを選択するのが一番ですが、菌の種類を確定するのには一週間くらいかかります。それから治療したのでは、重症化してしまいます。
他の症状などを考慮して、原因菌と推測される細菌に有効な抗生物質や、炎症を抑える作用のある消炎剤を使用します。頭痛や食欲不振・全身の倦怠感・鼻の痛みなどが症状として出ます。
慢性副鼻腔炎
原因は複雑で血管運動神経の障害、急性炎症の繰り返し、遺伝的体質、アレルギー、鼻腔や副鼻腔の構造が元で鼻の粘膜が厚くなって詰まってしまう肥厚性鼻炎など様々です。
虫歯の炎症が原因になったり、飛行機や潜水での副鼻腔の気圧調節がうまくいかないことが原因になる場合もあります。
両方の鼻に症状が出ることがあります。鼻閉(鼻詰まり)、鼻漏(鼻水)、嗅覚障害(においがわからない)、頭痛、頭重感(頭が重い)、注意不能、疲労感、消化器症状(気分が悪い、食欲不振)などの症状があります。
症状によっては、手術することがありますが、術後は、短期間の内服ステロイド剤や長期間のマクロライド剤とステロイド噴霧剤、外来処置でより症状が改善します。
◆ 鼻腔・副鼻腔の疾患
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鼻腔異物
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炎症性疾患
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鼻炎
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急性鼻炎
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急性カタル性鼻炎
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線維素性鼻炎
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新生児鼻炎
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慢性鼻炎
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萎縮性鼻炎
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鼻過敏症
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副鼻腔炎
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急性副鼻腔炎
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成人の急性副鼻腔炎
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新生児上顎洞炎
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慢性副鼻腔炎
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乾酪性副鼻腔炎
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副鼻腔真菌症
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副鼻腔嚢胞
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鼻茸(鼻ポリープ)
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進行性鼻壊疽
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悪性リンパ腫
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Polymorphic reticulosis
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Idiopathic midline destructive disease
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Wegener肉芽腫
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〔治療〕
治療法は、まず保存的療法を行います。3〜6ヶ月行います。効果が得られない場合、手術療法(上顎洞篩骨洞根本術)を行います。
しかし12歳以前の小児は、副鼻腔の発育の問題もあるので手術はしません。
保存療法には
- 薬物療法(抗生物質、消炎酵素剤の投与)
- 噴霧法(鼻ネブライザー、点鼻薬)
- 鼻洗浄
- 穿刺洗浄法
- プレッツ置換法
穿刺針や洗浄管などは使わず、鼻腔内に陰圧をかけて副鼻腔に薬液(Nネブ液)を注入し、分泌液を吸引する。
- 歯牙感染が原因であるものには、同時に歯の治療を行なう。
- ヤミック療法
ラテックス製のヤミックカテーテルを用いて副鼻腔内の貯留液を排液させ、同時に抗生剤やステロイドなどの薬液を副鼻腔に注入する。
炎症を抑えるため、抗菌範囲の広いマクロライド系抗生剤が使われます。マクロライド系抗生剤の使用量は、少量をある程度長期に使います。マクロライド系抗生剤は、副作用も少なく、免疫抑制をしません。
鼻水をさらさらにするために、消炎酵素剤を併用することもあります。
症状が激しいときは、血管収縮剤のスプレーをして鼻の通りをよくしてから、抗生剤のネブライザー療法をすると早く治ることもあります。
症状が出たときは、激しい運動や飲酒を避け、なるべく安静にしてください。
鼻の奥に炎症が残っている状態でも、自覚症状はほとんど治ったように感じます。勝手に服薬を中止すると、またぶり返して、慢性副鼻腔炎に移行することもあります。治療には3〜6ヶ月かかることがあります。
根気強く、しっかり治すことが大切です。
◆ 副鼻腔炎で使用される薬一覧
| 鼻粘膜の腫れを抑える点鼻薬 |
プリビナ |
トーク他 |
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| 抗生物質 |
クラリス |
セフゾン |
フロモックス |
メイアクト |
| クラビット |
| クラリシッド |
| 消炎酵素剤 |
ダーゼン |
エンピナースPD |
ノイチーム |
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| 去痰剤 |
ムコダイン |
ムコソルバン |
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| 抗生物質の点滴 |
パンスポリン |
カルベニン |
リンコシン |
ダラシンS |
〔予防〕
日頃から鼻汁を片方ずつよくかみ、バランスのとれた食事を取ることが大事です。
近年、アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎の関連が問題になっています。アレルギー性鼻炎を持っている方も増えています。
急性から慢性に移行することの多い疾患です。匂いがわからない、頭が重い、頭痛がする、顔に違和感があるなど気になる症状があれば、早めに耳鼻科に受診しましょう。
相談のできるホームページ
岡山大学医学部耳鼻咽喉科 http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/oto/index.html
笠井耳鼻咽喉科クリニック自由が丘診療所 http://www.linkclub.or.jp/~entkasai/
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